河越城の戦い(かわごえじょうのたたかい)は、日本の戦国時代に、河越城周辺で起きた戦いのこと。ここでは、関東の政局を決める大きな戦いとなった天文15年(1546年)の戦いについて述べる。この戦いは「河越夜戦」とも称され、桶狭間の戦いや厳島の戦いとともに日本三大奇襲に数えられている。北条氏康軍と上杉憲政・上杉朝定・足利晴氏連合軍が武蔵国の河越城(現在の埼玉県川越市)の付近で戦闘し、北条軍が勝利を収めた。
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室町時代後期から、関東地方の覇権を巡り、古河公方と関東管領が対立し(享徳の乱)、さらに関東管領の上杉氏の内部において関東管領を世襲する山内上杉家と相模、武蔵を地盤に力をつけた庶家の一つ扇谷上杉家とが対立(長享の乱)してきた。その間隙を縫い、扇谷上杉家領であった相模において北条早雲が台頭、扇谷方の大森氏、三浦氏を滅亡させるなど勢力を広げた。早雲の子の北条氏綱は、永正の乱で古河公方、関東管領双方が内紛で混乱する中、武蔵に進出し、江戸城、さらに扇谷上杉家の本拠の河越城を落とすなど扇谷上杉家を滅亡寸前まで追いつめていた。氏綱が没すると、古河公方、関東管領(山内上杉家)、扇谷上杉家の三氏は同盟を結び反攻を開始、一部の北条方の武士を除く関東の武士すべてに号令をかけ、北条氏康を攻撃した。